事前準備であがらず説明できた
「小山部長、今度役職ランクアップの社内審査を受けたいと思うのですが」
「ん~~~~藤井さん、人前で説明とか出来る?」
「・・・苦手です」
「でもランクアップしたいなら、そういう機会も出てくるよ。大丈夫?出来る?」
「・・・出来るようになるよう頑張ります」
審査は通りましたが内心途方に暮れました。
私はあがり症で、人前に立つと何を喋っているのか分からなくなるからです。
人前で話すことに自信を持ちたい、そう思い、この教室を受講しました。
教室で一番心に残ったのは「あ・が・ら・ぬ・ほ・う」です。
特に、多少は緊張感を持って話した方が良いこと、事前の準備が大事だ、ということが強く印象に残りました。
最初は声が出ませんでしたが、週一回のスピーチを重ねることで、声を出すことにも自信が持てるようになりました。
ある日、上司に声をかけられました。
「藤井さん。 今度隣の部署のメンバーに、このシステムの使い方の説明会を開いてあげてよ」
「あ、はい、わかりました。いつやりますか?」
「二週間後の5月28日にやろう。いつも使っているメニューの中で、彼らの役に立ちそうなものだけ紹介すればいいから」
「わかりました」
(それならデータの一覧を見るメニューが一番使うだろうから、そこを特に強調しよう。パワーポイントも作って、要点を整理しよう)
事前準備をした甲斐あって、説明会当日は最後まであがらずに話をすることが出来ました。
一緒に同席していた上司からも
「わかりやすくまとまっていたよ」
と言ってもらえ、嬉しくなりました。
実行無き知識はゼロ。
これからも教室で学んだことを生かし、人前で話すことにより自信を持てるようになろうと思います。