成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

事前準備で落ち着いて話せるようになった

話し方教室に参加する前の私は、人の前に立つと周りがまったく見えませんで
した。
昨年新入社員として自己紹介した時のことを、先輩方に聞いてみました。
「緊張しているみたいだったから。助けてやろうと声をかけたのに、ぜんぜん
耳に入っていなかっただろう」「お前が人前に立った時のあせり具合を見てい
ると、こっちがあわてちゃうよ」「声がこもっていて正直何をいっているのか
わからなかったよ」等、自分が思っていた以上にひどい有様でした。

教室で「あがらぬ法」があることを知りました。特にその中の
「あがるのは人も同じ」
「楽な気で批判恐れず体当たり」
「ぬかりない準備で強い意欲持ち」
の3点が心に響きました。

次回の教室までの一週間という限られた短い時間でも、できる限りの準備をす
ることにしました。
教室がある日は、帰宅してその日のうちに次のスピーチを考え、項目列挙式の
原稿を作り、翌日からは発表の練習にあてました。
その上で、削った方が良い文章を見つけては直し、さらに繰り返し時間を計り
ながら声に出して練習しました。

本番当日は「あがるのは人も同じ」と心の中で言い聞かせて臨みました。

先月のことです。営業所の飲み会があり、乾杯のあいさつを任せれました。
当日まで2週間近くあったので、余裕をもって準備ができると快く引き受けま
した。教室の実習準備と同じように十分な準備をして臨みました。

翌日出社すると
「昨日の乾杯、良かったよ」「お前仕込んでいただろう」「入社時とはえらい
違いだな。仕事も同じようにガンバレ」
とてもうれしい言葉をかけていただきました。

その時、私は行動した分結果はついてくるんだ・・・と実感いたしました。
失敗した時というのは、外的要因よりも、自分の準備不足であったことが多い
のだと思いました。

仕事も同じで、事前準備をしっかりすることで、予期せぬアクシデントにも対
応するこができると思います。
私は、常に準備をおろそかにせず、しっかり整った状態で本番に臨めるように
努力します。

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