思いを伝えることができた
会社で、全国の営業事務が集まる会議があります。
私はそこで、初めの挨拶を任されました。
「皆様、おはようございます。東京支店の森岡です」
40人がじーっとこちらを見ています。続きが出てきません。・・・どうしようどうしようどうしようどうしよう・・・
「えーーー本日はいつもと違う研修なので頑張りましょう!」
考えてきたあいさつのほんのわずかしか言えず、あんなに練習したのに、できない自分がすごく情けなくて恥ずかしかったです。
そんなことが続き、このまま自己流でやっても駄目だ!と意を決して話し方教室に通い始めました。
毎週、皆さんの前でスピーチをするようになり、失敗して落ち込んでも、先生はよかった点を見つけてくれます。
おかげで、以前ほどは人前が怖くなくなった気がします。
そんな中、つい先日、上司の壮行会がありました。
「それでは、ずっと一緒に仕事をしてきた森岡さんに乾杯の挨拶をお願いします!」
不意打ちでした。皆がこちらを見ています。
「それでは、ご指名いただいたので、僭越ながら少しお話をさせていただきます。
細川さんとは入社してから9年間ずっと同じ部署で、途中からは上司として、チームを引っ張っていただき~」
自然と言葉が出てきました。
後から幹事に言われました。
「急に振ってごめんね。でも話し方教室の成果が出てたね!」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
「うん、声のボリュームがこの場にいる皆にちょうど届く大きさで、堂々と話してたし、本当に変わったと思うよ」
素直にうれしかったです。
緊張に負けて、言いたいことが言えなかったころから、少し成長出来て、お世話になった上司に感謝とはなむけの言葉を送ることができました。
この教室のおかげです。