相手の立場になって物事を考えよう
私は、吃音症、不自然な口癖、早口で「何を言っているのかわからない」「語
尾がもぞもぞして聞き取れない」と家族や、会社の人から度々、指摘されてい
ました。
このまま、話すことに難儀しながら生き続けるのか…暗澹たる気持ちでした。
教室に通ったことで、話のまとめ方、具体的に話すテクニックを学びました。
しかし、もう一つ大きなことを学びました。
私はこれまで取材の仕事をすることがあります。
相手に対する配慮が少なく、クレームをいただくこともあり悩んでいました。
人から好かれるにはどうしたら良いのか・・・その答えを教えてもらいました。
それは「相手の立場に自分を置き換えて物事を考える」ということです。
“話し方を学びながら、思いやりのある愛情深い人間に育っていこう”
ということでした。
それから、まず一番目に、笑顔で先手の挨拶を実行しました。
二番目として、相手の話を7対3でしっかり聴くようににしました。
三番目に、相手の言葉、行動に“ありがとうございます!”と言うようにしま
した。
教室でのスピーチは準備ができなく、思い通りにはいきません。
しかし、意外なところで成果が出てきたのです。
ある時社長に声をかけられました。
「まだ、ときどき不自然な遅さがあるが、以前より説明が聞きやすくなったぞ。
要点の繰り返しも、よく聞いているからできるんだよ。どこかで勉強している
って聞いているが、いいことだ。がんばれ!」
“自分がまず変わることで相手が変わってくれる”
「心が変われば言葉が変わる!言葉が変われば行動が変わる!行動が変われば
人生がかわる!」
これからは、この言葉を糧にして明るい毎日を過ごしていきます。