相手の顔を見て話をしよう
今年の初めに、お客さんに製品の説明をしました。
「これで説明が終わりです。何か分からないところ、ありますか。」
「すいません、この部分が分からないんですけど。」
聞かれた箇所は私の説明の基本的な部分でした。
そこが分かってないということは、今までの説明が全部理解できていないはずです。
結局もう一度説明することにしました。
その時は
「分からないのなら、その場で質問してくれればいいのになぁ」と思っていました。
その後、話し方センターに通い始めました。
スピーチ実習をしている中で、私は人の顔を見て話していないという欠点に気づきました。
今思えば、お客さんに説明する時も目線は資料で、お客さんの顔を見て説明をしてませんでした。
「もしかしたら、説明中に困った表情をされていたかもしれないなあ」
そこで、相手の顔を見て話すことを意識しました。
そして三週間前のことです。またお客さんに製品説明をする機会がありました。
説明中にお客さんの顔を確認したところ、困った顔をしている人がいました。
「どこか分からない箇所がありますか?」
「ああ、ここがよく分からなくて」
これは話し方センターに通う前の私だとできないやり取りでした。
そして、その時の説明はスムーズにできました。
今回の経験で相手の顔を見て説明ができていることがわかりましたし、自信にもつながりました。
今後も相手の顔を見て説明をしていきます。
日本話し方センターからの一言
話は相手ありき、と教室でお伝えしています。
そのことに気づいて相手の顔を見て話されることで成功されたことをとてもうれしく思っております。
これからも相手を意識することで、より伝わる話をされることを切に願っております。
ありがとうございました。