評価を恐れず、体当たりをしよう!
「これじゃだめだよ。説明が長すぎて、どこが大事か分からない」
また言われた……。この方が正確な説明になるのに……。そう言ってもどうせ却下されるし……。
「分かりました。直します」
報告書を上司にチェックしてもらう際のやり取り。お決まりのパターンです。
私は批判を恐れるあまり、自分の意見を率直に伝えられず、まるでロボットのように言われるがまま直していました。
自分はなんて主体性が無いのだろう。このままではだめだ……。と思っている矢先、話し方の先生の言葉が背中を押してくれました。
「批判を恐れずに体当たりしましょう。場数を踏むことで恐怖心も薄れていきます」
これを聞き、初めは完璧でなくてもいいから、怖がらずにぶつかっていこうと決心しました。
その後、報告書を見せる機会になりました。
「この内容でいかがでしょうか」
「この項目は丸ごと削るべきだな」
「ご指摘ありがとうございます。でもこの前半は重要だと思います」
「んー。バランスがとれていない。読む側に賛成の立場しか紹介していない……」
「なるほど。自分の下調べが不十分でした。表現方法にも問題があったのですね」
自分の意見をしっかりぶつけたことで、新たな発見があったり自分のいたらない点を実感することができました。
「出る杭は打たれる」の一方で、「出ない杭は腐る」とも聞きます。
これからは意見をしっかり伝えるとともに、他人の意見や評価を謙虚に受け止め、成長につなげていきます。